【工房探訪】171225 FUJII GUITARS工房へ [00-scw 14fret]

 

山田です。

 

2017年のクリスマス、12月25日。

今年の富山県のクリスマスはあたたかく雪のないクリスマスとなりました。

 

 

そんなクリスマスの日に訪れたFUJII GUITARSの工房・・・

先週くらいに送られてきた進捗の画像を見て行かねばと思いながらの本日12/25。

 

 

前回の訪問時に選定した材・・・

フィドルバック・ホンジュラスマホガニー・・・バイオリンのバック材に使われるような杢の表情を持ったホンジュラスマホガニー。S&Bの特徴とのマッチを考えて選んだカルパチアン・スプルースのTOP材・・・※LINK⇒前回訪問時の詳細はこちらで

 

 

そしてここからが、本日17/12/25の撮れたて画像・・・

まだ塗装の途中で、普通は見られない製作途中の造形です。

フィドルバック・ホンジュラスマホガニーの圧巻の杢。そして、これぞ藤井氏の抜群のセンスといったリブレスト(バックコンター)はサイズもスマートで、いかにもコンターありますと言った主張はせず、さりげなく造形美と機能美を両立させています。こういったさりげなさが藤井氏のにくいところ。ウッドバインディングに何事も無かったかのように繋がるところも素晴らしいセンス。

 

 

そして本器のオリジナリティの一つでもある、新しく藤井氏考案したスランティング・カッタウェイ。これが非常に格好が良い。

 

 

カッタウェイからの繋がりのネックヒールの造形も秀逸です。ネックもホンジュラスマホガニー。

 

ヘッドのバックプレートは杢の入った動きのある同じくマホガニーを採用。

 

 

ヘッドシェイプも実は今回の本器にあわせ、既存のデザインにマイナーチェンジを加えた造形。ヘッドプレートはジリコテ。そしてFUJII GUITARSの「F」をモチーフにデザインされたヘッドロゴはブラックオパール。

 

藤井氏と言えば「寄木細工」のロゼッタ。自身で制作するこのロゼッタは様々な色彩をナチュラルに表現しています。

 

 

蒼がアクセントになっている美しいロゼッタ。シンプルなマホガニーS&Bの中でよりその存在を色濃く感じます。

 

 

ブリッジのデザインは2つあるデザインの中で、近年より採用されたデザインをセレクト。

 

指板はマッカーサーエボニー、ブリッジはハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)を採用。

 

藤井氏の作る造形は、まっすぐな線とカーブとの対比が見る人の感覚を刺激します。

 

 

 

まだ塗装の途中ではありますが、その全形を・・・シンプルに美しい楽器です。

新しいマイナーチェンジを施したヘッドデザイン・・・より直線が増えたこのヘッドデザインとスランティング・カッタウェイの造形のバランスは、マホガニーの持つ落ち着いた印象の中に洗練された雰囲気を加味しています。

 

 

藤井氏も今回のバランスには自身でお気に入りの様子。

スランティング・カッタウェイからネックヒールを経て繋がるウッドバインディング・・・からのバックコンターへの流れ。素晴らしいです。

 

そしてこの寄木細工のロゼッタ。トップコートがのると全体の陰影がはっきりし、よりビビッドになります。

 

 

完成までもう少し。2018年1月の入荷予定です。

ご購入をご検討の方はぜひお問い合わせくださいませ。

FUJII GUITARS / 00-scw 14Fret – Carpathian Spruce/FiddleBack Honduras Mahogany