【工房探訪】 愛知県春日井市 Bizen Worksへ [Bizen] × [momentum factory Orii] × [Blue Guitars]

 

山田です。

 

まだまだ終わらない工房探訪記(笑)

 

今回は愛知県春日井市にあるBizen Works ・・・前回は8月に訪問し材選定~スペック確定を行いました。LINK⇒前回の模様

実は10月、11月と2回訪問しており、その模様をまとめてお話しできればと。

 

 

10/19に訪れた際は、木部の加工が終了し塗装の行程途中・・・

 

Bizen / MT – Quilted Maple 1P TOP/Jacaranda FB/Color:Natural  – No.1

 

Bizen / MT – Quilted Maple TOP/Ebony FB/Color:Natural  – No.2

 

Bizen / MT – Curry Maple TOP/Madagascar Rosewood FB/Color:Natural  – No.3

 

Bizen / MT – Quilted Maple 1P TOP/Ebony FB/Color:Blue Green  – No.4

 

どれも木材だけでも個性の固まりと言えます。

それらがBizen Works ビルダー坂本氏の技によって1本1本ビルドされています。

 

 

進捗の確認にあわせて来訪理由がもう一つ・・・

 

 

時間を戻しつつ、舞台は富山県高岡市に飛びます。(長く細かいですが、どうぞお付き合いくださいませ。)

私、山田の生まれ故郷であり、Blue Guitars(開進堂楽器)の本社、そしてOGINO GUITARSの工房も所在している銅器の街。

その高岡市の伝統産業である「高岡銅器」・・・日本における銅器の生産額の約95%を占めており、お寺の釣鐘などの大きいものから、銅像などの細かい作品まで、多彩な鋳造技術や発色技術を持っています。

 

水面下で進めてきたBizen専用パーツの製作・・・ずっと考えていたアイデアを形にする好機でした。

 

高岡銅器の発色技術・・・富山県高岡市に所在する「momentum factory Orii」による 銅や真鍮の発色技術 を用いたピックガードとトラスロッドカバー。高岡市の伝統工芸に精通する「漆器くにもと」の國本氏と共にディレクションさせていただきました。

 

高岡銅器の技術をリノベーションしたOriiの製品の数々・・・

 

古き伝統に経緯を払いつつも技術革新を経た現代的なプロダクト・・・

東京都千駄木にて、和と富山をテーマにした総合セレクトショップTSUGIKIを経営する代表の木原氏から、私が今回のパーツをディレクションするきっかけをいただきました。

 

千駄木のTSUGIKI店内・・・

 

そのきっかけでもある製品・・・木原氏が手がけられたOriiの着色技術を用いたシエラカップ・・・

Orii color magic brass cup [artisan933]

Official HP ⇒Online Store 

 

 

その他にも、この伝統産業「高岡銅器」を題材にした映画「デンサン」はキングコングの西野亮廣 氏 主演で製作され・・・

 

先日のMandolin Day2での記憶も新しいRobin’s Egg Blue と 地元 高岡西高校 合唱部との劇中歌「このまちのどこかで」共演など、高岡銅器を取り巻く環境も盛り上がりを見せています。

 

 

 

この高岡銅器の技術を使ったギターパーツ・・・

 

※写真は6色ですが現状は7色を採用。 LINK⇒Oriiのカラーチャート

 

これらの美しい金属パーツを実際にセットしてサイズや取り付けの具合を確認することが、10月の訪問時の重要事項でした。

 

 

サイズも良い案配で問題なく一安心・・・正直コストもなかなかかかっています(笑)

 

 

この日はこれにて工房を後にしました。

 

 

・・・そして一か月もたたないうちの11/10の来訪・・・・良い天気でした。

春日井はいつも晴天な気がしますね。日差しが気持ち良い・・・

 

 

前回着色前だった珍しい杢のキルト1ピースのNo.4がBlue Greenのカラーに・・・ マスキングで見えませんが、指板はエボニーです。

 

同じくキルトの1ピース、ハカランダ指板のNo.1・・・

 

カーリーメイプルTOPにマダガスカルローズウッド指板のNo.3 ・・・

 

選定時から白い木肌をイメージしたキルトTOP、エボニー指板のNo.2・・・ Orii Blueが映えるコントラスト。

※メタルパーツの色が混在していますが、Chrome(クローム)を予定しています。

ネジにも色を施してあります。

 

 

ウッドノブも指板材と同じくエボニーを使用し、ワンオフで製作されています。

 

 

なんとなくお気づきの方もいらっしゃると思いますが、今回のBlue GuitarsオーダースペックのBizenは、ピックガードとトラスロッドカバーを取り替えて、それぞれの風合いを楽しんでいただけるよう設計しました。はじめから3色の銅/真鍮製 ピックガード&トラスロッドカバーのセットが付属。後々に他の色を買い足していただけるようにも考えています。

 

momentum foctory Oriiの発色技術(着色ではない)による銅と真鍮のピックガードとトラスロッドカバー・・・これらは江戸時代から続く高岡銅器の技術をリノベーションして生まれました。薄い金属にこの発色技術を施すことは容易ではなかったのですが、それが可能になり今回のような製品も制作可能となっています。その技術革新は現在も継続中です。 (Oriiについては、またそのうちに語らせていただければと思っています。)

 

そしてBizen Worksのビルダー坂本氏がこだわる 素晴らしい木材の数々・・・。これらの良さをより強調すべく、杢が強い木材も杢出しをせずあえて無垢の色で仕上げる選択をしました。この最高の木材たちを、様々な美しい色合いを持ったoriiの銅/真鍮パーツと対比させることで、より木の温かみや風合いが伝わることでしょう。

坂本氏は布袋寅泰 氏の使用でも有名なギターブランド「ZEMAITIS(ゼマイティス)」カスタムショップの工場長を長年に渡って努められました。そして独立・・・その長年の経験に裏打ちされた高い製作技術とノウハウは言うまでもありません。単純に道具として このBizenのギターを捉えても、非常に高い価値であることは間違いありません。

※Bizen Worksと坂本氏については、前回のBlogでも紹介した「エレキギター博士」の記事をぜひご覧ください・・・ LINK⇒《木で作る「音」。》Bizen Works訪問インタビュー「エレキギター博士」

 

 

Bizen / MT – Quilted Maple 1P TOP/Jacaranda FB/Color:Natural  – No.1

 

Bizen / MT – Quilted Maple TOP/Ebony FB/Color:Natural  – No.2

 

Bizen / MT – Curry Maple TOP/Madagascar Rosewood FB/Color:Natural  – No.3

 

Bizen / MT – Quilted Maple 1P TOP/Ebony FB/Color:Blue Green  – No.4

 

 

完成までもう少しです・・・

 

 

今冬の2017年12月1日にBlue Guitarsを含む全国の5つの楽器店によりBizen(ビゼン)はデビューします。

■東京都内
・宮地楽器 神田店
・Bottom’s Up Guitars(福岡でも展開予定)
・山野楽器 銀座本店

■東海地方
・Junsei Guitars

■北陸地方
・開進堂楽器 Blue Guitars

 

 

Made in KASUGAI,AICHI …「Bizen」  満を持して 2017年12月1日 発売いたします。

LINK⇒Bizen Works – Official HP

 

LINK⇒漆器くにもと – Online Store

 

LINK⇒momentum factory orii – Official HP

 

Blue Guitars – Next Project  / Coming Soon…